RW草津温泉旅行三日目
さて、三日目の話でもしますか。
一日目を読まれた方。また会いましたね。
三日目から読まれる方。はじめまして、クリスティアーノ・ロナウドです。
冗談です。
創作サークル Random Walk草津温泉旅行、三日目の朝はなかなか起きられませんでした。結局、僕は朝ごはんの時間ぎりぎりまで眠り、須々木正さん(副代表)に起こしてもらいました。
朝ごはんはやはりバイキングで、僕は味噌汁とごはん、卵焼きとサラダだけとって席に着きました。そして、食後にカレーを食べました。(表現としては間違っていない)
二日目は外の温泉に浸かったので、夜、ホテルの風呂には入りませんでした。なので、最後にもう一風呂ということで、男子三人で大浴場に行きました。
やっぱり室内の風呂には熱くて入れず、露天風呂にずっといました。朝の早い時間帯に入浴する習慣がない僕としては、上を見ると空が青くて不思議な感覚がありました。
午前中に帰りのバスがくるので、風呂から出たあと、すぐに荷物をまとめてチェックアウトしました。僕と北村遼希くん、須々木さん、遊木秋勇さんはホテルの傍の湯畑に行き、土産屋に入りました。土産屋では、温泉の形をしたチョコレート(表現としてはまちがっていない)や、温泉に浸かったセクシー二次元美少女のイラストが描かれた怪しいドロップなどがあり、面白かったです。群馬はうどんやそばが有名なのか、それらもたくさん売っていました。サンプルとして置かれたざるうどんの模型が、やけに、ふわふわもこもこ、こんもりしていて、遊木さんが「気になってしまう」とおっしゃっていましたが、僕も気になりました。白子の塊みたいだったんです。言葉では形容しがたい異様なフォルムでした。
土産屋から戻ってきてから時間が経ち、帰りのバスが到着しました。僕以外のRWメンバーの横浜組と僕と荻野薙さんの千葉組が二つのバスに別れて乗ったのですが、行きとは違って、座席は荻野薙さんの隣でした。
昼食は再び行きと同じく田吾作ドライブインで、僕は、コンビニでおでんを買って食べました。おでん好きなんですよ。ちくわとちくわぶが大好きなんです。横浜組のバスも同じ経路なので、一日目と同じくまた合流して一緒に食べましたが、コンビニのイートインではなく、併設された食堂の広い座敷で食べました。
食堂は賑やかで、やたら甲高い男声が響いていましたが、北村くんがその声に心当たりがあるようでした。しかし、人違いだったようです。なんでも、北村くんの通っていた大学の先生で、頑としてマイクを使わないで、自らの大声で喋る人がいたらしく、もしかしたらその人なのではないか、という話でした。
昼食を終え、田吾作ドライブインを出発する前、ドライバーに、西船橋で降りたい人は、次に停車する羽生パーキングエリアでバスを乗り換えなければならないと連絡がありました。僕が乗り換えるべきバスの識別番号が言い渡されて、スマートフォンのメモに書いたのですが、何分、参加者は僕と荻野さんを除き、お年寄りばかりなので、識別番号の通達のみでバスの乗り換えを促すシステムはドライな印象を受けました。乗り換えをミスする人もいるのでは、と思いました。
田吾作ドライブインを発ち、一時間半くらいでしょうか、羽生パーキングエリアに到着して、僕はバスを降りました。
横浜組も着いていたようでした。乗り換えるバスが到着するまで暇だった僕は、自動販売機で飲み物を買っていた北村くんに声をかけました。
北村遼希くんの話によると案の定、バスの乗り換えを間違える人や、時間にルーズで置いて行かれそうになった人がいたらしいですね。
乗り換えるバスが到着して、乗り込むと、前のバスとは様子が違いました。なんでも新しい型のバスらしく、座席がとても綺麗でした。
羽生パーキングエリアを出発してからは泥のように眠りました。
三日間、結構、はっちゃけたと思いますね。普段、人前でテンションがあがることが少なく、ローテンションをローテーションしている僕が、時々、ハイテンションだったということは、つまりそういうことだったのでしょう。
その分、寝た気がします。
ふと目が覚めると、窓の外が
もしかしたら自分が降りるべき西船橋をとうに過ぎてしまったのではないか、という懸念が頭を過り、首をくるくると回して誰かに質問しようとしたものの「どうであれ、行きつくところに行く着くのだ」と悟り、再びシートに背を預けました。リラックスして窓の外を眺めると、やっぱり都会で。眠っていたからか、草津の田舎風景との対比が強く感じられ、面白かったです。浦島太郎ってこんな気分だったのか。(言い過ぎ)
そして。
そんなことを考えながら座席に座ってぼうっとしていたら、ちゃんと西船橋に着きました。信じてた。(手のひら返し)
三日ぶりの西船橋の空気はしん……いや、普通だな。うん、西船橋の空気だわ。
帰って来た、という感覚でした。
これからまた日常のルーティンに入ると思うと、残念な気持ちと、幾ばくかの安心感がありました。
まあ、平たく言えば、楽しかったということでしょう。
以上が2017/10/18の電脳青年、堤慎爾の海馬です。
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えっ、破棄されない?
では、この辺で。